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管理栄養士のためのMBTI活用ガイド|向いている働き方・職場の考え方

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管理栄養士のためのMBTI活用ガイド|向いている働き方・職場の考え方

管理栄養士として働いていると、「このまま今の職場で続けていいのかな」「自分に本当に向いている働き方って何だろう」と立ち止まる瞬間が、誰にでも一度は訪れます。
病院、福祉施設、給食委託、学校、企業、在宅支援…。同じ資格を持っていても、働く場所によって仕事内容も求められる力も大きく異なるのが、この仕事の特徴です。

だからこそ、「向いている人」「合う職場」という言葉が気になり、診断や自己分析を探すのは、とても自然なこと。
迷っている=適性がない、というわけではありません。選択肢が多いからこそ、迷いやすいのが管理栄養士という仕事なのです。

この記事では、いま話題になっているMBTIを「適職診断」としてではなく、自分の働き方を整理するためのツールとして捉え、管理栄養士の仕事にどう活かせるのかを解説していきます。

 

MBTIとは?管理栄養士の自己分析に向く理由

MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、人の考え方や行動の傾向を16タイプに分類する性格指標です。
SNSや職場の雑談などで見かける機会も増え、「自分のタイプを調べたことがある」という方も多いのではないでしょうか。

管理栄養士にとってMBTIが役立つ理由は、「向いている・向いていない」を決めるためではなく、働くうえでの“心地よさ”や“負担になりやすい場面”を言語化しやすい点にあります。

MBTIでわかる4つの軸(E/I・S/N・T/F・J/P)

  • 外向(E)/内向(I):人との関わりからエネルギーを得るか、一人の時間で整うか
  • 感覚(S)/直観(N):現実的な情報を重視するか、全体像や可能性を見るか
  • 思考(T)/感情(F):判断の基準が論理か、人の気持ちか
  • 判断(J)/知覚(P):計画的に進めたいか、柔軟に対応したいか

これらは「優劣」ではなく、傾向の違いです。
管理栄養士の仕事は人との関わりも多く、業務内容も幅広いため、この違いが働きやすさに影響する場面が少なくありません。

MBTIは「適職診断」ではなく“取扱説明書”

MBTIを活かすうえで大切なのは、「このタイプだからこの仕事」と決めつけないこと。
MBTIは、自分の取扱説明書のようなものです。

  • どんな場面で疲れやすいか
  • どんな業務だと集中しやすいか
  • どんな関わり方がストレスになりにくいか

こうした点を理解するために使うと、転職や復職の判断材料として、ちょうどよい距離感で活用できます。

【管理栄養士MBTI】タイプ別|向いている働き方の傾向

MBTIには16タイプありますが、すべてを細かく覚える必要はありません。
ここでは「仕事の進め方」「得意になりやすい役割」という視点で、ざっくり傾向を見ていきます。

16タイプを「仕事の傾向」でざっくり把握する

  • ルーティン業務を安定して回すのが得意
  • 人と話しながら調整するのが得意
  • 裏方で全体を支えるのが得意
  • 新しい企画や改善を考えるのが得意

これらは性格の強みであり、どれが欠けていても成り立ちません。

タイプ別の“強み”が活きやすい業務例

  • ISTJ・ISFJ:正確性、継続性が求められる栄養管理・記録業務
  • ESFJ・ENFJ:栄養指導、食育、対人対応の多い業務
  • INTJ・ENTJ:マネジメント、改善提案、全体設計
  • INFP・ENFP:個別支援、在宅支援、情報発信

業務内容との相性として見ると、働き方をイメージしやすくなります。

職場別(病院・施設・給食委託・学校・企業)で見る、MBTIタイプの相性の考え方

管理栄養士の職場ごとに、業務内容や求められる役割は大きく異なります。
ここでは「このタイプでなければならない」という考え方ではなく、MBTIの傾向が活きやすい場面の一例として見ていきましょう。

給食委託(大量調理・衛生管理・現場連携)に合いやすいMBTI傾向

給食委託の現場では、衛生管理や工程管理、複数スタッフとの連携が欠かせません。
決められたルールを守りながら、全体を見渡して動く力が求められます。

  • ISTJ・ESTJ:手順やルールを大切にし、現場を安定して回すのが得意
  • ISFJ:裏方として支える役割にやりがいを感じやすい

現場を整える」「トラブルを未然に防ぐ」といった役割に、安心感を持って取り組めるタイプです。

病院・クリニック(栄養指導・多職種連携)に合いやすいMBTI傾向

病院では、医師・看護師・リハビリ職など、多職種との連携が日常的に発生します。
正確さと同時に、相手の立場を理解するコミュニケーション力も重要です。

  • ISFJ・INFJ:患者一人ひとりに寄り添う姿勢を持ちやすい
  • ESFJ:チーム内の調整役として力を発揮しやすい

話を聞く」「状況をくみ取る」ことが自然にできるタイプは、安心して働ける環境になりやすいでしょう。

福祉施設(個別対応・継続支援)に合いやすいMBTI傾向

福祉施設では、利用者と長く関わりながら、日々の変化に気づくことが求められます。
派手さよりも、丁寧さや継続力が活きる職場です。

  • INFP・ISFP:相手の気持ちに寄り添いながら支援するのが得意
  • ISFJ:日々の積み重ねを大切にできる

誰かの生活を静かに支える」役割にやりがいを感じやすい傾向があります。

学校・保育(食育・保護者対応)に合いやすいMBTI傾向

学校や保育の現場では、子ども・保護者・教職員など、多方面との関わりが発生します。
説明力や調整力、全体を見る視点が必要です。

  • ESFJ・ENFJ:人と関わりながら場をまとめるのが得意
  • ESTJ:スケジュール管理や段取りに強い

人前で話すことや、相談対応に抵抗が少ないタイプは、働きやすさを感じやすいでしょう。

企業(商品開発・品質管理・企画)に合いやすいMBTI傾向

企業で働く管理栄養士は、データ分析や企画立案、品質管理など、思考力を求められる場面が多くなります。

  • INTJ・INTP:論理的に考え、仕組みを作るのが得意
  • ENTJ:全体設計やプロジェクト推進に力を発揮

考える時間」が確保される環境で、力を発揮しやすいタイプといえます。

あくまでこれは一例ですが、
MBTIを通して「どんな環境なら自分が楽に力を出せるか」を考えることで、職場選びの視点が整理しやすくなります。

MBTI診断結果を「転職・復職」に活かす3ステップ

ステップ1|“苦手な場面”を言語化する

「何が苦手か」を知ることは、自己否定ではありません。
無理を減らすための大切な情報です。

ステップ2|“向く業務条件”に翻訳する

苦手=避ける、ではなく「こういう条件なら続けやすい」と言い換えてみましょう。

ステップ3|求人の見方・面接の伝え方に落とす

求人を見るときも、面接で話すときも、「自分が働きやすい環境」を軸に考えることで、ミスマッチを防ぎやすくなります。

Q&A|管理栄養士MBTIでよくある疑問

Q. MBTIの結果は変わりますか?
A. 環境や経験によって変わることはあります。今の自分を知る目安として捉えましょう。

Q. 今の職場と合わない=向いていない?
A. 役割や環境が合っていないだけの場合も多くあります。

まとめ|診断は「自分を縛るもの」ではなく「選べるようになる道具」

MBTIは、未来を決める答えではありません。
ただ、自分を理解し、選択肢を整理するための道具としては、とても役立ちます。

クックリィからの一言|復職・学び直しの情報収集を始めよう

クックリィでは、管理栄養士・栄養士が自分らしい働き方を見つけるための情報を発信しています。
復職やキャリアの選択に迷ったときは、ぜひ他の記事ものぞいてみてください。

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