1. HOME
  2. 食の仕事の基礎知識 活動のコツ
  3. 【栄養士専用の職歴書】栄養士の採用担当者直伝!職務経歴書の書き方のコツ【無料テンプレート付】

【栄養士専用の職歴書】栄養士の採用担当者直伝!職務経歴書の書き方のコツ【無料テンプレート付】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【栄養士専用の職歴書】栄養士の採用担当者直伝!職務経歴書の書き方のコツ【無料テンプレート付】

履歴書と職務経歴書の作成は、転職活動における最初のステップと言えます。ですが、履歴書を書いた経験はあっても、職務経歴書に関しては「作成したことがない」「何を書けばいいのかわからない」といった方もいるでしょう。
そこで今回は、栄養士の職務経歴書の書き方をご紹介します。基本的な職務経歴書の書き方をはじめ、栄養士ならではの職務経歴や自己PRの書き方、例文などをまとめました。すぐに使える職務経歴書のフォーマットも用意したので、これから書類選考に挑む方は、ぜひ参考にしてください。

栄養士にとっての職務経歴書とは?

転職活動の際は、履歴書のほかに「職務経歴書」を出すことが一般的です。
職務経歴書とは、自身の経験や実績、スキル、強みなどを詳しく記載する書類を指します。
履歴書には書ききれなかった前職の職務内容の詳細や、「転職先の企業と自分のどのような点がマッチしているのか」などをまとめます。

書類選考を行う採用担当者は、職務経歴書を通しあなたが「自社で活かせる経験やスキルを保有しているのか?」
「入社後、自社でどのような力を発揮してくれそうか?」などを見極めています。
ほかの応募者と差別化できる内容を記載できれば、書類選考から次のステップへ進める可能性がぐんと高まるでしょう。

職務経歴書を作成するときには、読み手を意識して、理解しやすい文章に仕上げるよう心がけましょう。栄養士の業務のなかには、献立表や学校の給食だよりなど作成などもあり、文書作成能力を求められる機会があるからです。 採用担当者をひきつける魅力的な文章が書けると、書類選考でほかの応募者と差を付けられるかもしれません。

栄養士の職務経歴書の記載のコツ

採用担当者をひきつける職務経歴書を作成するためには、いくつかコツがあります。
まず、職務経歴書は手書きではなくパソコンで作成するようにしましょう。
これにより、スキル・ビジネス文書作成スキルをアピールできます。
書式は「A4サイズの横書き」とし、採用担当者の負担を減らすため枚数は1枚か2枚程度がおすすめです。

読みやすい文章を書くために、長文は避けるようにしましょう。
箇条書きや見出しを活用し「どこに何が書いてあるか」がわかるように心がけてください。
自分がアピールしたいことを、採用担当者がすぐ見つけられる書類に仕上げていきましょう。

また、職務経歴書を作成する際は、まず企業が指定するフォーマットがあるか確認してください。
決められたフォーマットがない場合には、自由に作成してかまいませんが、基本事項として「表題」「日付」「氏名」、続けて「職務要約」「職務経歴」「保有資格・免許・スキル」「自己PR」などを記載します。 フォーマットがない場合は、ぜひこちらの職務経歴書フォーマットをダウンロードしてご活用ください。

職務経歴書フォーマットのダウンロードはこちらから可能です

以下では、職務要約・職務経歴・自己PRの詳しい書き方を解説します。

職務要約

職務経歴書には、これまで経験してきた職務の「要約」を付けることになります。
ここは採用担当者が最初に読む部分になるので、相手をひきつけられるような文章にしましょう。
また、要約自体は200文字から300文字くらいで端的にまとめるよう意識してください。
記載する内容は、下記の通りです。

・これまで勤めた企業の情報 ・職種
・職務内容(どこで・何を行ったか)
・勤務した期間(いつ・どれくらいの期間)
・雇用形態

企業名(施設名・法人名)は、略称ではなく正式名称で記載しましょう。また、これまでの職務内容は、羅列したり、具体的な数字(作業件数など)を交えたりすると、読み手にとってイメージがしやすくなります。

職務要約

職務経歴では、具体的な職務内容や実績などをまとめていきましょう。
在籍していた企業名を最初に記載し、1社あたり数行で端的におさめるのが理想です。
記載する内容は、主に以下の通りです。

・事業所情報(事業所名、事業内容、従業員数など)
・配属先・在籍期間
・配属先ごとの職務内容(職種、配置人数、ポジション、業務内容)
・業務において力を入れてきたこと

事業所情報には、幼稚園・学校などに勤めていた場合には
園児・児童数、医療施設の場合には病床数・定員数などを書いておくと、どんな職場で働いていたかを採用担当者にイメージしてもらいやすくなります。
配属先は、業態(病院・福祉施設・保育園・学校・社員食堂など)を明確に記載しましょう。

職務内容を記載する際は、箇条書きにすると端的で読みやすくなります。各企業、各職場で求められる職務は異なるので、これまでの職務内容、業務内容を簡潔に書き出し、その職場で活かせるあなたの経験や発揮できる力をイメージしながら、書き進めましょう。

また、配置人数や食数などを記載する際は、具体的な数字で記載すると伝わりやすくなります。
「業務において力を入れてきたこと」では、これまで特に注力してきたことや、表彰、実績をアピールしましょう。
例文については、下記を参考にしてください。

・例文1)保育園勤務の場合 給食の時間は、各教室を巡回して園児の様子を見ていました。食が進んでいない園児がいる場合は、その原因を考えて、その後の献立づくりに活かしていました。

・例文2)社員食堂勤務の場合 食堂の掲示板に「食堂だより」を掲載して、社員の皆様とのコミュニケーションを意識していました。また、定期的に社員食堂に関するアンケートを行い、社員の皆様から意見をいただきながら、食材選び・メニュー考案に活かすよう心がけていました。

書きたい情報が多くなってしまった場合には、「その他」の項目を作ったり、「自己PR」の項目と書き分けたりすると、読み手に実務経験が伝わりやすいでしょう。 職務経歴の後には、保有資格や免許、スキル(パソコンスキルなど)を記載します。この際、栄養士資格など業務に関わる資格は「取得年月日」も書くようにしてください。

自己PR

自己PRでは、自身の強みや「それを裏付けるエピソード」「入社後にどのような活躍ができそうか」といった内容を記載します。
とはいえ、「何を書くべきかわからない」という方もいるでしょう。
その場合、まず自分の長所・短所を書き出し、自己分析を行うことをおすすめします。
自分の弱み・強みを把握することで、自分のアピールポイントを見つけやすくなるはずです。
仕事における成功体験や創意工夫なども掘り下げると、具体的なエピソードとしてアピールしやすくなるでしょう。

自己PRの例文は、下記を参考にしてください。

・例文)病院勤務の場合 私の強みは、栄養士としてスキルアップするために、現場の声に耳を傾け、日々学ぶ姿勢を忘れないことです。疑問を抱いたこと・興味のあることはすぐにメモをとり、栄養学以外の知識も増やすよう心がけています。 前職でメニュー改善を主導したとき、あまり食が進まない患者様がいました。その患者様から、美味しそうに食事をしながら「以前よりも食欲が出てきた。毎食楽しみにしている」と言われた経験があります。日々の努力が成果に結び付いた経験で、今までにない喜びを感じました。貴院においても、さまざまな情報を学び続け、多くの患者様とコミュニケーションをとりながら働きたいと思います。

職務経歴書の書き方を知って転職活動を成功させよう

出産・育児を経て、これから転職活動をする場合には「職務経歴書には何を書けばいいの?」と悩んでいる方も多いでしょう。不明点や心配なことも多いですが、書く内容・書き方のコツを理解していれば、今までの経験やご自身のスキルをアピールできる、魅力的な職務経歴書に仕上がるはずです。職務経歴書の内容は、ほかの応募者と差を付けられるポイントになります。今回の記事で紹介したフォーマットや例文を参考にして、職務経歴書を作ってみてください。

 
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP