【栄養士＆主婦必見】ひと目でわかる！主要野菜の価格動向と見通し｜2025年2月版

主要な野菜の価格の見通し【2025年2月編】

農林水産省HPを参考に（「野菜の生育状況及び価格見通し（令和7年2月）について」https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/engei/250131.html　2025年2月3日閲覧）、2025年2月の主要な野菜の価格の見通しについてまとめました。（表1）

表1：主要野菜の価格の見通し
出典：農林水産省，「野菜の生育状況及び価格見通し（令和7年2月）について」，2025，（2025年2月3日閲覧，https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/engei/250131.html）


2025年2月の野菜価格は、全体的に平年を上回る傾向が予想されています。特に、昨年末から今年1月にかけての少雨の影響が一部の地域で続いており、生育環境が不安定になっています。このため、スーパーの店頭価格にも影響が及び、消費者にとっては買い物の際に注意が必要です。

果菜類や根菜類では、生育遅れや出荷量の減少が見られ、価格が上昇する可能性があります。特に、冬から春にかけて収穫期を迎える野菜は、天候による影響を受けやすく、市場価格の変動が激しくなることが予想されます。

一方で、ほうれん草は昨年12月の低温や少雨の影響で一時的に生育不良が見られましたが、その後の気温上昇により回復傾向にあります。このため、2月の出荷量は増加し、価格も平年並みで推移する見込みです。ほうれん草をはじめとする葉物野菜は、栄養価が高く、家庭での食卓にも欠かせない食材の一つですが、市場価格の安定が期待できるため、賢い買い物の選択肢となるでしょう。

今後も天候の変動や市場の需給バランスによって価格は変動する可能性があります。節約しながら栄養バランスの取れた食事を実現するためにも、スーパーの特売情報や市場の価格動向をこまめにチェックし、お得なタイミングで購入することをおすすめします。

※1：引き合い…需要
※2：歩留まり…可食部位が全体の割合のうちどのくらいあるか

主要な野菜の価格の現状【2025年2月3日時点】

「おねだんノート」というサイトを参考に（「野菜・果物・きのこ」https://onedannote.com/　2025年2月3日閲覧）、先ほど取り上げた主要な野菜の価格の現状をお知らせします。

表2：主要野菜の価格の現状
出典：「おねだんノート」，2025，（2025年2月3日閲覧，https://onedannote.com/）


2025年2月3日時点で、スーパーで販売されている主要な野菜の価格は、前月や前年と比較して大きな価格変動は見られません。しかし、一部の野菜では価格の上昇が確認されており、家計への影響が懸念されています。特に、ほうれん草、ピーマン、ばれいしょ（じゃがいも）は価格が高騰しており、節約を意識した買い物が重要になってきます。

価格が上昇している野菜と代替食材

・ほうれん草 → 小松菜やチンゲンサイで代用（栄養価が似ており、価格が安定）
・ピーマン → パプリカやししとうを活用（料理の彩りや風味を維持）
・ばれいしょ（じゃがいも） → さつまいもや里芋で代用（炭水化物の供給源として活用）
これらの野菜は価格が上昇しているため、献立を考える際には使用頻度を調整し、代替食材を活用することが節約のポイントとなります。

価格が下落している野菜と活用方法

一方で、大根、キャベツ、きゅうりは価格が下落しており、お買い得な状況です。これらの野菜をメインに据えた献立を取り入れることで、コストを抑えつつ栄養バランスの取れた食事が可能になります。

簡単レシピ

①大根の甘辛ステーキ
大根を厚切りにして甘辛いタレで焼き上げた、ジューシーで旨味たっぷりのステーキです。
【材料(2人分)】
・大根：1/2本（約300g）
・サラダ油：大さじ1
・醤油：大さじ2
・みりん：大さじ2
・砂糖：大さじ1
・酒：大さじ1
・ごま油：小さじ1
・白ごま（飾り用）：適量
・青ねぎ（飾り用）：適量
【作り方】
1．大根は皮をむき、1.5cm程度の厚さに輪切りにする。両面に軽く塩をふり、5分ほど置いて水分を出し、ペーパータオルで拭き取る。
2．醤油、みりん、砂糖、酒を小鍋に入れて中火で加熱し、沸騰させてから2分ほど煮詰める。タレがとろっとしてきたら火を止めておく。
3.フライパンにサラダ油をひき、中火で大根を両面こんがりと焼く。焼き目がついたら、タレを加えて全体に絡める。
4.最後にごま油を垂らし、さらにタレを絡めながら焼く。焼きあがったら、白ごまと青ねぎを振りかけて完成。

②キャベツの簡単ガーリック炒め
シンプルながら香ばしくて食欲をそそる一品です。
【材料 (2人分)】
・キャベツ：1/4個（約300g）
・ニンニク：2片（みじん切り）
・サラダ油：大さじ1
・塩：小さじ1/4
・醤油：小さじ2
・ごま油：小さじ1
・かつお節（お好みで）：適量
【作り方】
1.キャベツは洗って芯を取り、ざく切りにする。
2.フライパンにサラダ油を熱し、ニンニクを香りが立つまで中火で炒める。
3.キャベツを加えて、強火でサッと炒める。しんなりしてきたら、塩をふって軽く炒める。
4.醤油を加えて全体に絡めたら、最後にごま油を垂らして風味をつける。
5.お皿に盛りつけ、かつお節をトッピングして完成！

③きゅうりのピリ辛漬け
きゅうりを甘辛い醤油ベースの漬けダレでピリ辛に仕上げた一品です。
【材料（2人分）】
・きゅうり：2本
・醤油：大さじ2
・みりん：大さじ1
・酢：大さじ1
・唐辛子（輪切り）：適量
・砂糖：小さじ1
・ごま油：小さじ1
・ごま（お好みで）：適量
【作り方】
1.きゅうりは洗って両端を切り落とし、斜めに薄切りにする。軽く塩をふり、10分ほど置いて水分を出す。
2.醤油、みりん、酢、砂糖を混ぜて、甘辛い漬けダレを作る。唐辛子を加えてピリ辛に。
3.きゅうりの水分を絞り、漬けダレに加えてよく混ぜる。冷蔵庫で30分ほど漬け込む。
4.ごま油を回しかけ、最後にお好みでごまを振って完成！

今後の価格動向と節約のポイント

野菜の価格は、天候や市場の供給状況によって変動するため、スーパーの特売情報や市場価格のトレンドを定期的にチェックすることが重要です。また、安いタイミングでまとめ買いをし、冷凍保存や作り置きレシピを活用することで、無駄なく食材を使い切ることができます。

今後も季節ごとの価格変動を把握し、効率的で無駄のない材料選びを心がけることで、家計の負担を減らしながらバランスの取れた食事を提供することが可能です。

今後も最新の野菜価格動向をチェックし、賢く買い物をして食費の節約に役立ててください。

参考文献

・農林水産省，「野菜の生育状況及び価格見通し（令和7年2月）について」，2025，（2025年2月3日閲覧，https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/engei/250131.html）
・「おねだんノート」，2025，（2025年2月3日閲覧，https://onedannote.com/）

過去の価格動向と見通し

・2025年1月版（【栄養士＆主婦必見】ひと目でわかる！主要野菜の価格動向と見通し｜2025年1月版 ）