
育児や家事、仕事に追われる毎日。
「今日のおやつ、何にしよう…」と考えるたびに、少し憂うつな気持ちになっていませんか?
市販のおやつは手軽だけれど、添加物や栄養バランスが気になる。
手作りしたい気持ちはあっても、時間も余裕もなかなか持てない。
そんな忙しいママにこそ知ってほしいのが、冷凍できる手作りおやつです。
まとめて作って冷凍しておけば、あとは好きなときに出すだけ。
子どもにとっても安心・安全で、おいしい笑顔が増えるはずです。
この記事では、管理栄養士の視点から、冷凍おやつの魅力や作り方のコツ、子どもが喜ぶレシピをたっぷりご紹介します。
忙しい毎日でも安心!冷凍手作りおやつの魅力
作り置きできるから毎日がラクに
冷凍ストックがあれば、「今日はおやつどうしよう?」という不安がなくなります。
平日、仕事や保育園のお迎えでバタバタしていても、自然解凍やレンジで温めるだけ。
少しの工夫で忙しい毎日がグッとラクになります。
手作りだから安心・安全
手作りなら、原材料がすべて分かる安心感があります。
お砂糖や油の量を調整したり、アレルギー対応にしたり、家族に合わせた味付けも自由自在。
成長期の子どもにとって、栄養も心の満足も満たしてくれるのがおうちおやつの良さです。
栄養バランスもコントロールしやすい
おやつは単なるお楽しみだけでなく、栄養を補う大切な役割も持っています。
手作りなら、野菜や豆腐などを取り入れて栄養価を高めることが簡単。
市販品にはない“やさしい甘さ”や素材の味を覚えるきっかけにもなります。
冷凍おやつを作るときのポイントと注意点
衛生面で気をつけること
冷凍おやつを安全に楽しむために、調理と保存は清潔が基本です。
調理前にしっかり手を洗い、まな板やボウルもきれいに洗浄。
作ったおやつは粗熱を取り、なるべく早く冷凍しましょう。
保存容器やラップは清潔なものを使い、空気を遮断して冷凍庫へ。
冷凍に向く・向かないおやつの見極め
冷凍に向くのは、
・水分が多すぎず
・食感が変わりにくい
レシピです。
【冷凍向き】
- 蒸しパン
- マフィン
- バナナ系スイーツ
- クッキー
【冷凍に不向き】
- プリンや寒天ゼリー(解凍時に分離しやすい)
- 水分が多いケーキ
迷ったときは一度少量で試し冷凍してみるのがおすすめです。
おいしさを保つ保存と解凍のコツ
1回分ずつ小分けにして冷凍すると、解凍がラク。
ラップ+密閉袋で乾燥や匂い移りを防ぎます。
解凍は自然解凍がおすすめですが、時間がないときは電子レンジで短時間温めてください。
「少し冷たくてもおいしいおやつ」を選ぶと便利です。
子どもが喜ぶ!おすすめ冷凍おやつレシピ
バナナとヨーグルトのひんやりスティック

材料(4本分)
バナナ:1本
プレーンヨーグルト:100g
はちみつ:小さじ1(1歳以上向け)
作り方
1. バナナをフォークで粗くつぶす。
2. ヨーグルトとはちみつを混ぜる。
3. 型(アイス型や小さな紙コップ)に入れる。
4. スティックを挿し、冷凍庫で3時間以上固める。
野菜入りふわふわ蒸しパン

材料(シリコンカップ6個分)
薄力粉:100g
ベーキングパウダー:小さじ1
卵:1個
牛乳:80ml
砂糖:大さじ1
サラダ油:大さじ1
にんじん(すりおろし):30g
作り方
1. 卵、牛乳、砂糖、油を混ぜる。
2. 薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れる。
3. にんじんを加えて混ぜる。
4. シリコンカップに入れ、蒸し器で15分蒸す。
5. 冷めたらラップで包んで冷凍。
一口サイズのお豆腐マフィン

材料(約10個分)
薄力粉:100g
ベーキングパウダー:小さじ1
絹ごし豆腐:100g
砂糖:大さじ2
サラダ油:大さじ1
作り方
1. 豆腐をなめらかにする。
2. 砂糖、油を混ぜる。
3. 粉類を加えて混ぜる。
4. 型に入れ、180℃で15分焼く。
5. 冷めたら小分けにして冷凍。
冷凍フルーツゼリー

材料(シリコンカップ6個分)
100%ジュース:200ml
粉ゼラチン:5g
お好みの果物:適量
作り方
1. ジュースを温めてゼラチンを溶かす。
2. カップに果物を入れ、ゼリー液を流す。
3. 冷ましてから冷凍庫で3時間以上冷やす。
冷凍おやつ作りを続けるためのコツ
一度にまとめて仕込む“おやつデー”を作る
週末など「おやつデー」を作ってまとめて仕込みましょう。
1週間分のストックがあれば安心です。
子どもと一緒に作って楽しむ
型に流したりトッピングしたり、簡単な工程を一緒にするだけでも子どもは大喜び。
「自分で作ったおやつ」は特別な体験になります。
便利グッズを活用してラクに作る
シリコン型や冷凍保存袋など、便利な道具を使うと準備も片付けも簡単です。
冷凍手作りおやつで子どももママも笑顔に
冷凍できる手作りおやつは、忙しい毎日の中で親子の時間と心の余裕を生み出してくれるもの。
「全部完璧にやろう」と思わず、まずは1つだけ試すところから始めてみませんか?
手作りのやさしさは、きっと子どもの記憶に残ります。
無理なく続けて、笑顔のおやつタイムを増やしていきましょう。