1. HOME
  2. 役立つ家庭の食情報 食材 料理
  3. 【10月・11月・12月の行事食まとめ】日本の伝統食×海外イベントを献立に取り入れるコツ【栄養士必見】

【10月・11月・12月の行事食まとめ】日本の伝統食×海外イベントを献立に取り入れるコツ【栄養士必見】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【10月・11月・12月の行事食まとめ】日本の伝統食×海外イベントを献立に取り入れるコツ【栄養士必見】

秋から冬へと季節が移り変わる10月〜12月は、1年の中でも特に行事やイベントが多いシーズンです。

「そろそろ年末年始の献立作成にかからなきゃ…」
「毎年の行事食、少しマンネリ化してきているかも…」

施設や学校、病院などで献立を担当する栄養士・管理栄養士の皆さんの中には、このように頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

今回は、10月・11月・12月の日本と海外の行事食を比較しながら徹底解説!さらに、給食現場でそのまま使える栄養面でのワンポイントアドバイスや、献立に取り入れるコツをご紹介します。

食に興味がある方や、ご家庭での季節のイベントごはんのヒントを探している方もぜひ参考にしてみてくださいね。

なぜ行事食が大切?「食文化」と「心と体の栄養」

行事食とは、季節の節目やハレの日に食べる特別な料理のことです。

日本の伝統的な行事食には「無病息災」「五穀豊穣」「子孫繁栄」といった祈りや知恵が込められており、海外の行事食には「収穫への感謝」や「家族・コミュニティの絆を深める」という役割があります。

普段とは一味違う行事食を提供することは、単に栄養を摂るだけでなく、食べる方の「季節感を楽しみたい」「食べる喜びを感じたい」という心の満足(CS=顧客満足)に直結する大切な工夫なのです。

10月の行事食:実りの秋を祝う伝統とエンタメ

秋深まる10月は、日米ともに「収穫への感謝」をテーマにした行事があります。

【日本】十三夜

  • 主な食べ物:栗ごはん、団子、枝豆
  • 由来と特徴:十五夜(中秋の名月)の約1ヶ月後に訪れる日本独自の風習。「栗名月」「豆名月」とも呼ばれ、秋の味覚である栗や枝豆をお供えして収穫に感謝します。

【海外】ハロウィン(アイルランド発祥・アメリカ等)

  • 主な食べ物:パンプキンパイ、パンプキンスープ、ローストポーク
  • 由来と特徴:古代ケルト人の収穫祭と悪霊退散の儀式が発祥。現在ではカボチャ(ジャック・オー・ランタン)を使った料理を囲む、目で見ても楽しいイベントです。
💡 栄養士向け!現場で活かすヒント

栄養面:カボチャや栗は、粘膜を保護するビタミンA・C・Eや食物繊維が豊富で、寒くなり始めるこの時期の風邪予防に最適です。

献立のコツ:高齢者施設などでは、固い栗や喉に詰まりやすい団子の代わりに「栗風味のなめらかムース」や「カボチャの濃厚ポタージュ」にするなど、物性調整(軟菜・ミキサー食)を行いながら季節感を出すのがポイントです。

11月の行事食:家族の成長と恵みに感謝する食卓

11月は、家族の節目を祝う日本の行事と、北米で最も重要視されるイベントが並びます。

【日本】七五三

  • 主な食べ物:千歳飴、赤飯、鯛の塩焼き、お祝い膳
  • 由来と特徴:3歳・5歳・7歳の子供のすこやかな成長と長寿を願う行事。長寿を意味する「千歳飴」や、魔除け・赤の意味を持つ「赤飯」でお祝いします。

【海外】サンクスギビング(感謝祭/アメリカ・カナダ)

  • 主な食べ物:ターキー(七面鳥)のロースト、クランベリーソース、マッシュポテト
  • 由来と特徴:秋の恵みと日々の暮らしに感謝し、離れて暮らす家族が集まって大型の肉料理を切り分けて食べる北米の伝統行事です。
💡 栄養士向け!現場で活かすヒント

栄養面:ターキーや鶏肉は高タンパク・低脂質で、高齢者のフレイル予防や成長期のお子様にもぴったりの食材です。

献立のコツ:入手しにくいターキーの代わりに「鶏もも肉(または胸肉)の香草焼き」を用意し、市販のミックスベリーを煮詰めた甘酸っぱいクランベリー風ソースを添えてみましょう。一味違った洋風行事食として大変好評を得られます。

12月の行事食:寒さを乗り切る知恵と一年の締めくくり

12月は冬本番。体を温める知恵が詰まった和の行事と、華やかな洋のイベントが目白押しです。

【日本】冬至・年越しそば

  • 主な食べ物:カボチャ煮、ゆず(和え物や汁物)、年越しそば
  • 由来と特徴:一年で最も昼が短い「冬至」には、「ん」のつく食材(運盛り)やカボチャを食べて風邪を予防します。大晦日の「年越しそば」には、細く長く長生きできるようにという願掛けが込められています。

【海外】クリスマス(欧米諸国)

  • 主な食べ物:ローストチキン、シュトーレン(ドイツ)、ミートパイ(カナダ)など
  • 由来と特徴:キリストの生誕を祝う年間最大のお祭り。ヨーロッパでは香辛料やドライフルーツをたっぷり使った保存性の高い菓子パン(シュトーレン等)を少しずつ食べてカウントダウンを楽しみます。
💡 栄養士向け!現場で活かすヒント

栄養面:冬至の「運盛り」食材(ダイコン、ニンジン、レンコン、ウドン等)は、冬場に不足しがちな根菜類の栄養を効率よく摂ることができます。

献立のコツ:クリスマス献立は、味はもちろん「彩り」が勝負!赤(パプリカ・トマト)、緑(ブロッコリー・パセリ)、白(ホワイトソース・粉チーズ)のクリスマスカラーを意識して配置するだけで、普段のメニューも一気にイベント感が高まります。

【比較まとめ】10月〜12月の行事食一覧表

月 日本の行事食 海外の行事食 給食・献立に活かせるポイント
10月 十三夜(栗ごはん・団子) ハロウィン(カボチャ料理) 旬のビタミンA・C・Eで風邪予防。ムースやポタージュで嚥下にも考慮。
11月 七五三(赤飯・鯛の塩焼き) 感謝祭(ターキー・マッシュポテト) 鶏肉×甘酸っぱいベリーソースで高タンパク&本格的な洋風行事食に。
12月 冬至(カボチャ・根菜)、年越しそば クリスマス(ローストチキン・ケーキ) 赤・緑・白の「クリスマスカラー」で彩りを意識。「ん」のつく根菜で免疫アップ。

最後に:食のストーリーが「心と体の満足」を作る

日本の行事食には旬の食材で体を労わり無病息災を願う先人の知恵が詰まっており、海外の行事食には大切な人と食卓を囲み感謝を伝え合う工夫が散りばめられています。

献立を作成する際、「なぜこの時期にこれを食べるのか」という背景やストーリーをカードにして添えたり、一口メモとして配給時にお伝えしたりするだけで、召し上がる方のワクワク感や満足度はぐっと高まります。

総務部 採用マネージャー

舩木龍一

1988年生まれ、福岡県出身。食品メーカーで営業を経験しその後スカウトヘッドハンターを経験。外部からの支援ではなく企業内で人材に関わる為に当時の顧客であった名阪食品株式会社に2020年に入社。
採用強化のプロジェクトチームリーダーとし会社全体の採用を手がけ、2024年は過去最大の採用人数を達成。採用者数の最大化と離職者数の低下を目指し会社全体の人材管理を担当しています。
記事を通して、皆様の食事への理解や仕事探しの役に立つと嬉しいです。
名阪食品の採用公式Instagramアカウントはこちら

給食委託業界について

総合職

新卒/中途向け

営業職

病院・学校・企業などの顧客の課題をヒアリングし、最適な給食サービスを提案。新規顧客の獲得から既存顧客との関係構築まで、会社の顔として活躍します。

管理職

現場の栄養士や調理師、パートスタッフをまとめ、事業所の運営全体を管理します。品質・衛生・収益・人材育成など、円滑なサービス提供の要となります。

栄養士

新卒向け

献立作成、食材の発注・管理、衛生管理、そして食育活動まで、食の専門家として質の高い給食提供を支えます。未来を担う人々の健康を食事でサポートします。

栄養士・調理師

中途向け

献立作成や衛生管理を行う栄養士と、安全でおいしい食事を提供する調理師。これまでの経験を活かし、チームで連携して現場のプロフェッショナルとして貢献します。

調理補助

パート向け

調理補助、盛り付け、配膳、洗浄など、給食提供に欠かせない業務を担当します。時間や曜日を選んで、ご自身のライフスタイルに合わせて働くことができます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP