
毎日のごはんづくり、思った以上に食費がかさんでしまうことはありませんか?
「もう少し節約したいけど、満足感も大事だし…」と悩む方も多いのではないでしょうか。特に子育て中は食べ盛りの子どもがいて、食卓のボリュームを確保しつつ栄養バランスも気になるもの。
そんなときに役立つのが「かさ増しレシピ」です。
身近な食材を上手に使ってボリュームを出せば、食費の節約はもちろん、野菜や食物繊維を増やすことで健康面にもプラスになります。冷蔵庫にあるものでさっと作れる工夫を知っておくと、忙しい日でも安心ですね。
この記事では、管理栄養士の視点から「かさ増しレシピ」の基本アイデアや節約につながる食材、人気メニューのアレンジ方法まで幅広くご紹介します。
「節約」「栄養」「おいしさ」を無理なく両立できるヒントを、一緒に見つけていきましょう。
目次
節約ごはんに欠かせない「かさ増しレシピ」とは?
かさ増しの基本アイデア
かさ増しとは、少ない食材に野菜や豆腐などを加えてボリュームを出す調理法です。
たとえば「ひき肉+豆腐」でふっくらハンバーグにしたり、「カレーに根菜やきのこをプラス」するだけで量も栄養もアップ。
節約や栄養面でのメリット
- 食費を抑えられる
- 野菜・食物繊維が摂れる
- 見た目のボリュームで満足感が得られる
忙しいママにとっては「節約・健康・手軽さ」を同時に叶えられる工夫です。
お財布にやさしい!かさ増しに使える食材ランキング
定番のかさ増し食材
- 豆腐:ハンバーグやつくねに混ぜるとふっくら
- おから:炒め物やコロッケに
- もやし:安価でボリューム満点
- きのこ類:うま味が加わり満足感アップ
冷蔵庫に常備しておきたい便利食材
- 卵:炒め物や丼にプラス
- はんぺん:ふわふわ食感のつくねに
- キャベツ:炒め物やスープのかさ増し定番
節約+栄養価を両立する食材
- 切干大根:食物繊維&カルシウム豊富
- 高野豆腐:肉料理の代替に◎
- しらたき:糖質を抑えて満腹感UP
人気メニュー別!かさ増しアレンジ実例
ハンバーグをふっくらボリュームUP(豆腐・おから活用)
豆腐入りふっくら節約ハンバーグ(2人分)

材料
・合いびき肉 … 200g
・木綿豆腐 … 150g(水切り)
・玉ねぎ … 1/2個
・パン粉 … 大さじ3
・卵 … 1個
・塩・こしょう … 各少々
作り方
1. 豆腐は電子レンジで水切りしておく。
2. 具材をすべてボウルで混ぜ、小判型に成形。
3. フライパンで両面を焼き、水を加えて蒸し焼きにする。
栄養士のひとこと
豆腐を加えることでカロリーを抑えつつ、たんぱく質とカルシウムをプラス。
カレーやシチューに野菜をプラス
野菜たっぷりかさ増しカレー(4人分)

材料
・豚こま肉 … 200g
・玉ねぎ … 1個
・にんじん … 1本
・大根 … 5cm
・ナス … 1本
・しめじ … 1袋
・カレールウ … 4皿分
・水 … 600ml
作り方
1. 野菜と肉を一口大に切る。
2. 鍋で炒めてから水を加えて煮込む。
3. ルウを入れて再度煮込む。
栄養士のひとこと
肉の量が少なくても根菜やきのこで満足度◎。
丼ものや炒め物の満足感UP
しらたき入り野菜炒め(2人分)

材料
・豚こま肉 … 100g
・キャベツ … 1/4玉
・もやし … 1袋
・しらたき … 150g
・醤油・みりん … 各大さじ1
作り方
1. しらたきは下茹でして食べやすく切る。
2. 肉と野菜を炒め、調味料で味付け。
3. しらたきを加えて仕上げる。
栄養士のひとこと
しらたきで糖質カットしながら食べ応えをアップ。
お弁当おかずのかさ増しテク
野菜入り卵焼き(1本分)

材料
・卵 … 3個
・にんじん … 20g
・ピーマン … 1/2個
・砂糖 … 小さじ1
・塩 … 少々
作り方
1. 卵を溶き、野菜と調味料を加える。
2. フライパンで卵焼きを作る。
3. 食べやすい大きさに切る。
栄養士のひとこと
彩りも栄養もアップして、お弁当にぴったり。
ダイエットにも◎!ヘルシーかさ増しのコツ
- 豆腐+肉でカロリーカット
- 蒸す・煮る・スープで油を控える
- 香味野菜やごまで満足感をプラス
子どもも喜ぶ♪野菜を自然に取り入れる工夫
- すりおろし野菜をカレーやハンバーグに
- おやつにかぼちゃ・にんじん入りパンケーキ
- ケチャップ・チーズで味を調えて食べやすく
栄養士が教える!かさ増しレシピで気をつけたいこと
- 極端に肉を減らすとたんぱく質不足に
- 鉄分不足を補う食材をプラス
- 冷凍保存や作り置きでフードロス削減
無理なく続けられる「かさ増し習慣」で節約&健康を
かさ増しレシピは、節約だけでなく栄養や健康にも役立ちます。
「豆腐を混ぜる」「野菜をひとつ足す」といった小さな工夫が、家族の食卓をもっと豊かにしてくれます。
今日の献立に、まずはひとつ「かさ増しレシピ」を取り入れてみませんか?