
目次
- はじめに|最近の食材選び、ちょっと悩みませんか?
- 節約したい、でも栄養はちゃんととりたい
- 価格だけで選ばない、食材の見方
- 管理栄養士がすすめる、身近で頼れる食材
- 食材をムダにしないための工夫
- よくある疑問|安い食材と栄養のこと
- 無理なく続けるための食事の考え方
- まとめ|身近な食材が暮らしを支える
- 食の知識を、仕事につなげるという選択
最近、スーパーでの買い物が少し悩ましく感じることはありませんか。
いつも買っていた食材が、気づけば少しずつ値上がりしていて、「前より食費がかかっているかも」と感じる場面が増えてきました。
特に育児中の家庭では、食費だけでなく、日用品や教育費など、毎月の出費がかさみがちです。
できるだけ節約したい気持ちはあるけれど、家族の健康や子どもの成長を考えると、食事の質は落としたくない。そんな気持ちの間で、日々悩みながら献立を考えている方も多いのではないでしょうか。
実は、安くて栄養価の高い食べ物は、特別な食材ではありません。
身近なスーパーに並んでいる、いつもの食材の中にも、日々の食卓をしっかり支えてくれるものはたくさんあります。
この記事では、管理栄養士の視点から、無理なく続けられる食材選びの考え方や、毎日のごはんづくりが少し気楽になるヒントをお伝えします。
「節約したい、でも栄養はちゃんととりたい」その気持ちは自然なもの
物価が上がり続ける中で、「少しでも安いものを選びたい」と思うのは、とても自然なことです。
特に毎日使う食材ほど、数十円の違いが積み重なり、家計への影響も大きくなります。
一方で、管理栄養士として相談を受ける中で、こんな声を聞くことも少なくありません。
- 食費を抑えるようにしてから、食事がワンパターンになった
- 子どもの食べムラが気になるようになった
- なんとなく疲れやすくなった気がする
こうした悩みは、「節約」と「栄養」を切り分けて考えてしまったときに起こりやすいものです。
本来、食費を抑えることと、栄養を大切にすることは、どちらかを我慢する関係ではありません。少し視点を変えるだけで、両立は十分に可能です。
「安い食材」ではなく、日々を支えてくれる食材を選ぶ
食材選びというと、「今日は何が安いかな?」と価格だけに目が向きがちです。もちろん、それも大切な視点ですが、それだけでは毎日の食事づくりが少し苦しくなってしまうこともあります。
管理栄養士の立場から見て、日々の食卓を支えてくれる食材には、共通した特徴があります。
- 価格が安定していて、気負わず買える
- 栄養の偏りを防ぎやすい
- 調理や保存がしやすく、使い切りやすい
こうした食材は、派手さはなくても、毎日のごはんづくりを静かに支えてくれます。
「これがあれば何とかなる」と思える食材があるだけで、献立を考える負担はぐっと軽くなります。
管理栄養士がよくすすめる、身近で頼れる食材たち
現場や日常の相談の中で、「使いやすい」「続けやすい」と感じる食材には、いくつか共通点があります。ここでは、特別な工夫をしなくても取り入れやすいものを挙げてみます。
- 豆腐:価格が手頃で、主菜にも副菜にも使える。たんぱく質補給の定番。
- 卵:栄養バランスがよく、調理の幅が広い。忙しい日の強い味方。
- 鶏むね肉:脂質が控えめで、下味をつけておくと使いやすい。
- 納豆:火を使わずにたんぱく質がとれ、腸内環境を整えやすい。
- もやし:価格が安定していて、さっと使える。副菜づくりに便利。
- にんじん:保存性が高く、彩りにもなる。常備しやすい野菜。
- 小松菜:カルシウムや鉄分が含まれ、成長期にも取り入れやすい。
- 冷凍ブロッコリー:下処理不要で、忙しい日の「あと一品」に重宝。
- ツナ缶(水煮):常備しやすく、たんぱく源として使いやすい。
- 乾燥わかめ:戻すだけで使え、汁物や和え物にさっと加えられる。
どれも、特別なレシピがなくても、日常の料理に自然になじむ食材です。
ムダにしないための、ちょっとした考え方
せっかく選んだ食材も、使い切れなければ結果的に負担になってしまいます。
実際、食費がかさんでしまう原因のひとつは、「使い切れなかった食材」です。
無理のない範囲で、こんな工夫を取り入れてみてください。
- 買った日に下処理だけ済ませておく
- 使い切れそうにない分は早めに冷凍する
- 一度作った料理を、翌日は形を変えて使う
こうした工夫は、節約のためだけでなく、日々の「考える時間」を減らしてくれます。
冷蔵庫の中が整理されると、気持ちにも余裕が生まれるものです。
よくある疑問|食材選びと栄養について
Q. 安い食材ばかりだと、栄養が偏りませんか?
組み合わせを意識すれば、問題ありません。主菜・副菜・主食をそろえることで、十分にバランスはとれます。
Q. 冷凍野菜は栄養が少ない気がします
収穫後すぐに加工されるため、栄養が保たれていることも多く、忙しい家庭では頼れる存在です。
毎日の食事は、「頑張りすぎない」が続けるコツ
食事は毎日のことだからこそ、完璧を目指すと疲れてしまいます。できる日も、そうでない日もあっていい。大切なのは、無理なく続けられる形を見つけることです。
少し視点を変えるだけで、毎日の買い物やごはんづくりがぐっと気楽になります。
その積み重ねが、家計にも、家族の体調にも、やさしく作用していきます。
まとめ|身近な食材が、暮らしを支えてくれる
安くて栄養価の高い食べ物は、特別な存在ではありません。
身近な食材を、少し丁寧に選び、使い切るだけで、食卓は十分に整います。
「節約=我慢」ではなく、「節約=工夫」。
そんな感覚で、日々の食事と向き合ってみてください。
食の知識を、家庭だけで終わらせないという選択
管理栄養士・栄養士として培った視点は、家庭の中だけでなく、誰かの暮らしや健康を支える力になります。
「クックリィ」では、食を通じて人を支える仕事や、無理なく続けられる働き方についても発信しています。
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