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【栄養士&主婦必見】ひと目でわかる!主要野菜の価格動向と見通し|2025年4月版

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【栄養士&主婦必見】ひと目でわかる!主要野菜の価格動向と見通し|2025年4月版

2025年4月の主要野菜の価格動向と今後の見通しを詳しく解説します。スーパーで買い物をする際、「野菜の価格が上がった?」「相場は安定している?」と気になったことはありませんか?野菜の価格は、天候や収穫量の変化によって大きく変動し、家計にも影響を与えます。

特に、栄養バランスを考えて献立を作る栄養士や、節約しながら健康的な食事を提供したい主婦にとって、野菜の価格動向は重要なポイントです。本記事では、2025年4月の市場価格の現状や今後の見通しをわかりやすく解説し、賢い買い物のコツをお届けします。価格の安定を意識しながら、お得に野菜を購入するための参考にしてください。

主要な野菜の価格の見通し【2025年4月編】

農林水産省HPを参考に(「野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年4月)について」https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/attach/pdf/index-139.pdf 2025年4月16日閲覧)、2025年4月の主要な野菜の価格の見通しについてまとめました。(表1)

表1: 2025年4月の主要な野菜の価格の見通し
主要野菜の価格の見通し4月.png

2025年4月の野菜価格は、平年に比べてやや高値傾向で推移すると予想されています。

特に、今年の冬から春先にかけての天候不順(少雨・低温・日照不足)により、一部地域で野菜の生育に遅れが生じており、出荷量にも影響が出ています。これにより、消費者の買い物にも影響が及ぶ可能性があり、引き続き注意が必要です。

根菜類である大根・人参は、生育遅れ小玉傾向が見られ、出荷量が減少していることから、価格は平年を上回る水準になると見込まれます。キャベツ・白菜・ねぎといった葉物野菜についても、生育時期の気象条件が不安定だったことから、生育や品質にばらつきが見られ高値での推移が予想されます。

ほうれん草は、春先の低温と日照不足の影響を受けており、生育がやや鈍化。需要に対して供給がやや少ない状況となっているため、こちらも平年より高値となる可能性があります。

ばれいしょ・たまねぎ・ブロッコリーについても、産地の干ばつや低温の影響を受けて出荷量が抑制されておりやや高値での推移が見込まれています。

一方で、きゅうり・ピーマンなどの果菜類は、比較的天候に恵まれ、生育・出荷ともに順調です。そのため、これらの価格は平年並みで安定して推移すると考えられます。

今後も天候の影響によって需給状況が変動する可能性があります。家庭では特売情報を活用しつつ、旬の食材を上手に取り入れて、賢く買い物を進めることが重要です。


※1:切り上がり…収穫の最盛期が終わり、収穫量が減少し、最終的に収穫が終了すること
※2:歩留まり…可食部位が全体の割合のうちどのくらいあるか

主要な野菜の価格の現状【2025年4月16日時点】

「おねだんノート」というサイトを参考に(「野菜・果物・きのこ」https://onedannote.com/ 2025年4月16日閲覧)、先ほど取り上げた主要な野菜の価格の現状をお知らせします。

表2:2025年4月16日時点の主要な野菜の価格
主要野菜の価格の現状4月.png

2025年4月16日時点で、スーパーで販売されている主要な野菜の価格は、前年や前月と比較して、品目ごとに差が見られる状況です。全体的に見ると、特定の野菜において価格の上昇・下落が顕著であり、家計への影響が考えられます。

特に、大根・白菜・玉ねぎは価格が上昇しており、日々の料理で多く使われる食材であることから、購入時には工夫が必要です。白菜は前月比+20円、玉ねぎは+30円と上昇傾向にあり、大根は前年より+60円と高値をつけています。

一方で、にんじん・ほうれん草・ねぎ・きゅうり・ピーマン・ばれいしょ・ブロッコリーは前月や前年と比べて価格が下落しており、お買い得なタイミングとなっています。特にピーマン(前月比-40円・前年比-30円)やブロッコリー(前月比-60円・前年比-40円)は値下がり幅が大きく、献立の主役としても使いやすい食材です。

キャベツについては月比・前年比ともにほぼ変動がなく、安定した価格で推移しています。

価格が上昇している野菜と代替食材

大根カブ似たような食感で煮物やサラダに使える
白菜 キャベツ炒め物やスープに代用可能
玉ねぎ長ねぎ・セロリ風味付けとして調整しやすい
これらの野菜は価格が上昇しているため、献立を考える際には使用頻度を調整し、代替食材を活用することが節約のポイントとなります。

価格が下落している野菜と活用方法

にんじんきんぴら、ポタージュ、キャロットラペなどで大量消費可能
ほうれん草おひたし、ソテー、グラタンなどで活躍
きゅうり酢の物、サラダ、浅漬けにおすすめ
ピーマン炒め物、肉詰め、和風マリネ
ばれいしょ(じゃがいも)カレー、ポテサラ、グラタンなどに幅広く使える
ブロッコリーサラダ、温野菜、スープに最適

今後の価格動向と節約のポイント

野菜の価格は、天候や市場の供給状況によって変動するため、スーパーの特売情報や市場価格のトレンドを定期的にチェックすることが重要です。また、安いタイミングでまとめ買いをし、冷凍保存や作り置きレシピを活用することで、無駄なく食材を使い切ることができます。

今後も季節ごとの価格変動を把握し、効率的で無駄のない材料選びを心がけることで、家計の負担を減らしながらバランスの取れた食事を提供することが可能です。

今後も最新の野菜価格動向をチェックし、賢く買い物をして食費の節約に役立ててください。

参考文献

・農林水産省,「野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年4月)について」,2025,(2025年4月16日閲覧,https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/attach/pdf/index-139.pdf)
・「おねだんノート」,2025,(2025年4月16日閲覧,https://onedannote.com/)

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