台湾料理の特徴とは?ヘルシーな食文化と体に優しい医食同源の秘密
世界のユニークな食文化や美味しい料理をご紹介する新連載がスタートします。 記念すべき第1回目は、日本...
舩木 龍一
最近ニュースなどでよく耳にする、ノロウイルスの流行。保育園や学校、職場などで流行り始めると、我が家は大丈夫かな、と不安になりますよね。
特に毎日家族にお弁当を作っている方や、小さなお子さんのいるご家庭にとって、食中毒やウイルス対策は切実な問題です。
実は、ノロウイルスは一般的な細菌による食中毒とは異なる特徴を持っており、いつもの対策では防ぎきれないことがあります。
そこで今回は、毎日たくさんの給食を作り、厳しい衛生基準をクリアしている当社の栄養士チームが、家庭でできる確実なノロウイルス対策を分かりやすくまとめました。
この記事を読めば、お弁当作りの注意点から、もしもの時の正しい消毒法までがしっかりと分かります。大切な家族をウイルスから守るために、ぜひ参考にしてくださいね。
まず知っておくべき大切なポイントは、ノロウイルスには一般的なアルコール消毒液が効きにくいという事実です。
お店の入り口や家庭に置いてあるエタノールなどのアルコールは、多くの細菌や一部のウイルスには有効ですが、ノロウイルスの強い外膜を壊すことができません。アルコールを吹きかけただけで安心してしまうと、思わぬ感染の落とし穴になります。
ノロウイルスを確実に死滅させるために有効なのは、次の2つです。
この2つの性質を正しく理解して使い分けることが、管理栄養士が実践する対策の第一歩です。
特に気になるのが、作ってから食べるまでに時間が空くお弁当の衛生管理ですよね。管理栄養士が給食現場でも徹底しているノウハウをもとに、家庭のお弁当作りで守るべき3つのルールをお伝えします。
ノロウイルスは熱に弱い性質があります。ウイルスを死滅させるための基準は、食材の中心部を85度から90度で、90秒以上加熱することです。
唐揚げやハンバーグなどの肉料理はもちろん、お弁当の定番である卵焼きなども、真ん中までしっかり火が通っているか確認しましょう。
前日の残り物をお弁当に入れる場合も、なんとなく温めるのではなく、電子レンジなどで一度全体がアツアツになるまで再加熱することが大切です。
水分は、ウイルスや細菌が増殖する絶好の環境になってしまいます。お弁当箱の中の水分をできるだけ減らす工夫をしましょう。
これらのひと手間で、お弁当が傷むリスクを劇的に下げることができます。
おかずやご飯が温かいままお弁当箱のフタを閉めてしまうと、フタの裏側に水滴がつきます。この結露が時間が経っておかずに落ちることで、傷む原因やウイルスの温床になってしまいます。
朝の忙しい時間ですが、ご飯やおかずは保冷剤の上に置いたり、扇風機の風を当てたりして、手早く完全に冷ましてからフタをする習慣をつけましょう。
ノロウイルスの多くは、人の手を介して食べ物に付着し、口に入ることで感染します。そのため、一番の予防策は正しい手洗いです。
当社の給食現場でも必ず行われているのが、2回手洗いです。
1回、石鹸を泡立ててしっかりと洗い、水で洗い流します。その後、もう一度同じように石鹸を使って丁寧に洗う。これだけのことですが、1回の手洗いに比べて、手の表面に残るウイルスの数を劇的に減らすことができることがデータでも証明されています。
調理の前やお弁当を詰める前はもちろん、トイレの後、外から帰ってきた時は、この2回手洗いを意識してみてください。
どれだけ気をつけていても、家族がノロウイルスをもらってきてしまうことはあります。看病する側に感染が広がらないよう、正しい消毒法を知っておきましょう。
アルコールが効かないノロウイルスには、市販の塩素系漂白剤、ハイターやブリーチなどを水で薄めた消毒液が有効です。
※金属部分はサビやすくなるため、消毒液で拭いた後、10分ほど置いたら必ず水拭きをしてください。
家族が嘔吐してしまった時は、ウイルスが乾燥して空気中に舞い上がるのを防ぐことが最優先です。
必ず使い捨てのマスクと手袋を着用し、窓を開けて換気をしながら、ペーパータオル等で外側から内側に向けて静かに拭き取ります。拭き取った後は、上記の濃いめの消毒液で床をしっかり浸すように拭き上げましょう。
ノロウイルスは非常に感染力が強く厄介な相手ですが、正しい加熱、手洗い、そしてアルコールに頼らない適切な消毒という知識があれば、家庭での二次感染や食中毒のリスクは最小限に抑えることができます。
いつものお弁当作りや毎日の手洗いに、今回ご紹介した管理栄養士の工夫を少しだけ取り入れてみてくださいね。
総合職
新卒/中途向け
営業職
病院・学校・企業などの顧客の課題をヒアリングし、最適な給食サービスを提案。新規顧客の獲得から既存顧客との関係構築まで、会社の顔として活躍します。
管理職
現場の栄養士や調理師、パートスタッフをまとめ、事業所の運営全体を管理します。品質・衛生・収益・人材育成など、円滑なサービス提供の要となります。