管理栄養士が本気で勧める健康食材5選!スーパーで買える身近な食品と簡単レシピ
「最近、なんだか疲れが取れないな……」 「家族の健康のために、もっと栄養のあるものを食べさせたい!」...
舩木 龍一
かつては「物価の優等生」と呼ばれ、いつでも手頃な価格で手に入っていた卵。 しかし、ここ数年で価格が大きく変動し、スーパーの卵売り場でため息をついてしまうことも増えたのではないでしょうか。
私たちの暮らしに身近な食材だからこそ、今の値段の現状や、これからどうなっていくのかという今後の動向はとても気になるところです。
今回は、農林水産省などが発表している最新の市場データやニュースをもとに、現在の卵の価格の背景とこれからの見通しを分かりやすく解説します。 毎日の家計を上手に守るヒントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは現在の卵の価格がどのような状態にあるのか、客観的なデータを見てみましょう。
食品価格の動向を調査している農林水産省の最新の食品価格動向調査 「食肉・鶏卵の小売価格動向」によると、全国平均の店頭価格は 1パック(サイズ混合・10個入り)あたり300円前後の高水準で推移しています。
一時期の深刻な品不足による記録的な高騰に比べれば、現在は供給も回復し、 ピークを越えてある程度落ち着きを取り戻しつつあります。
しかし、昔のような1パック100円台前半といった特売価格で見かける機会はほとんどなくなり、 現在は200円台半ばから300円前後あたりが、平時の新しい基準価格として定着しているのが現状です。
卵の値段が以前の水準に戻らないのには、ニュースでも度々報じられている明確な理由があります。 特に大きいのが、次の2つです。
ニワトリを育てるためのエサとなるトウモロコシなどは、その多くを海外からの輸入に頼っています。 近年の世界的な情勢の不安定さや為替、円安の影響により、輸入配合飼料の価格が大きく上昇しました。
さらに、鶏舎を快適な温度に保つための電気代や燃料費、物流コストも上昇しており、 これらが卵の生産コストをダイレクトに押し上げています。
ここ数年、日本国内では大規模な鳥インフルエンザの流行が発生しました。 これにより多くの採卵鶏が処分され、市場に出回る卵の数が一気に減少したことが、 価格高騰の大きな引き金となりました。
現在はニワトリの数自体は回復傾向にありますが、感染リスクへの対策として、 各養鶏場では衛生管理や防疫対策の強化が進められています。 そのための新たなコストも、現在の価格に反映されています。
参考: 独立行政法人 農畜産業振興機構「国内需給動向(鶏卵)」
これからの卵の価格はどうなっていくのでしょうか。 経済ニュースや流通業界の見方をまとめると、卵の値段が数年前のような100円台の安さに完全に戻る可能性は、 極めて低いと考えられています。
エサ代や物流費、人件費といった根本的な生産コストが下がらない限り、 現在の価格帯が今後の標準として続いていく見込みです。
ただし、卵の価格には季節性があります。 一般的に、おでんや鍋物、クリスマスケーキなどの需要が高まる冬場は価格が上がりやすく、 逆に夏場は需要が落ち着くため、一時的に価格が下がりやすくなる傾向があります。
今後の動きとしては、全体的な高水準を維持しつつも、 季節ごとの小さな波を繰り返しながら推移していくと予測されています。
値段が高止まりしているからこそ、手に入れた卵は1玉も無駄にせず、 上手に使い切りたいですよね。今日からできるちょっとしたコツをご紹介します。
卵は尖った方を下にして、冷蔵庫のドアポケットではなく、 温度変化の少ない奥の棚でパックのまま保存するのがおすすめです。 これにより、鮮度を保ちやすくなります。
卵焼きやスクランブルエッグを作るときは、卵の数を減らす代わりに、 豆腐やみじん切りの野菜、ちくわなどを混ぜてみてください。 栄養価を上げながら、美味しくボリュームを出すことができます。
物価の優等生と呼ばれた卵の価格変化は、私たちの暮らしにとって大きなニュースです。 しかし、背景にあるコストの高騰を知ると、現在の価格が生産者の方々が安心・安全な卵を届けるために 必要な仕組みであることも見えてきます。
これからも価格の動向を賢く見守りながら、栄養満点な卵を毎日の食卓に上手に取り入れていきましょう。
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