毎日食べたい!管理栄養士が選ぶヨーグルト効果別おすすめランキング

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舩木 龍一

B!

季節の変わり目は体調を崩しやすく、忙しい日々の中で「手軽に健康を意識できる食べ物」が気になる方も多いのではないでしょうか。特に子育てや仕事に追われていると、朝食や間食に何を選ぶかはとても大切です。そんなときに取り入れやすいのがヨーグルト。腸内環境のサポートや栄養バランスを整える一助として注目されていますが、「種類が多くてどれを選べばいいか分からない」と迷う声もよく聞きます。そこで今回は、管理栄養士の視点から 目的別ヨーグルトおすすめランキング をご紹介します。スーパーやコンビニで購入できる身近な商品を中心に、それぞれの特徴を分かりやすくまとめました。毎日の習慣にぜひお役立てください。

ヨーグルトに期待される健康サポートとは?

ヨーグルトの魅力は、腸内環境を整えるはたらきがあるとされる乳酸菌やビフィズス菌を含み、日々の健康維持を支える食品として活用しやすい点にあります。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、コンディションや気分にも関わると言われます。さらにカルシウムやたんぱく質も含まれるため、妊娠中や育児中の女性にも取り入れやすいのが特長です。

例えば、便通が気になる方はビフィズス菌入り、たんぱく質をしっかり摂りたい方はギリシャヨーグルト、美容を意識する方は無糖タイプにフルーツを合わせるなど、目的に合わせて選ぶと続けやすくなります。

管理栄養士が選ぶ!ヨーグルト効果別おすすめランキング

第1位 ギリシャヨーグルト(たんぱく質重視)

水切り製法で余分な水分を除き、通常のヨーグルトと比べてたんぱく質量が高いのが魅力。食べごたえがあり満足感を得やすいので、間食や食事の補助としても人気です。朝食代わりや忙しい日の栄養補給にも向いています。

代表商品:明治「オイコス 無糖」

  • 栄養成分(参考値/1カップ約113g):エネルギー 約70kcal/たんぱく質 約12g/脂質 0g/糖質 約5g(フレーバーにより変動)
  • 価格:150〜180円前後
  • 味・食感:濃厚でクリーミー。腹持ちが良く、満足感が高い。
  • おすすめの人:運動習慣がある方、ダイエット中でもしっかり食べたい方、糖質・脂質を抑えたい方。
  • おすすめシーン:ジム帰りの補給/朝食のメイン/仕事中のおやつ。

そのほか、よりデザート感を求める方には森永「パルテノ」も人気。はちみつやベリーを合わせると満足度が上がります。

第2位 ビフィズス菌入りヨーグルト(腸内環境サポート)

腸内環境を整えたい方に選ばれるカテゴリー。大腸に届くように設計された菌株を使用した商品が多く、便通や季節の体調管理を意識する方に適しています。腸活は継続がポイントです。

代表商品:森永「ビヒダス プレーン」

  • 栄養成分(参考値/100g):エネルギー 約60~70kcal/たんぱく質 約3~4g/脂質 約3g/糖質 約6~8g
  • 価格:400gカップで150〜200円前後
  • 特徴:ビフィズス菌BB536配合。クセが少なく毎日食べやすい定番。
  • おすすめの人:便通が気になる方、まずはベーシックに腸活を始めたい方。
  • おすすめシーン:朝食後に1カップを習慣化/夜のリラックスタイムに。

胃のコンディションも意識したい方には明治「LG21」、コンビニで手に入りやすく腸まで届く設計を重視する方にはグリコ「BifiX」も候補です。

第3位 飲むヨーグルト(忙しい人向け)

スプーン不要でサッと飲めるドリンクタイプ。朝食を作る余裕がない日や、移動中・仕事の合間の間食として重宝します。冷蔵庫に常備しておくと、習慣化しやすいのも魅力。

代表商品:明治「R-1 ドリンク」

  • 栄養成分(参考値/1本約112ml):エネルギー 約70~80kcal/たんぱく質 約3g/脂質 0~0.5g/糖質 約12~13g
  • 価格:130〜160円前後
  • 特徴:1073R-1乳酸菌を使用。毎日の健康管理を意識する方に支持。
  • おすすめの人:朝はバタバタで時間が取れない、外出が多い、子どもの登校前に習慣化したい。
  • おすすめシーン:通勤前に1本/公園タイムの補食/残業前のリフレッシュ。

乳たんぱく+成分の組み合わせを意識したい方には森永「ラクトフェリンドリンク」、胃酸に強い菌株を重視するならグリコ「ドリンクBifiX」もチェックしてみてください。

第4位 低脂肪ヨーグルト(カロリーが気になる人に)

脂質を抑えつつカルシウムと乳酸菌はしっかり。体重管理中でも罪悪感なく続けやすいのが魅力です。フルーツやオートミールと合わせると満足感が上がります。

代表商品:明治「ブルガリアヨーグルト 脂肪0」

  • 栄養成分(参考値/100g):エネルギー 約40~50kcal/たんぱく質 約3~4g/脂質 0g/糖質 約5~7g
  • 価格:400gカップで130〜180円前後
  • 特徴:さっぱりとした酸味でフルーツと相性◎。料理にも使いやすい。
  • おすすめの人・シーン:夜食やおやつに軽く食べたい/脂質を控えたい/毎日コツコツ続けたい。

第5位 無糖ヨーグルト(子どもや妊婦にもおすすめ)

砂糖不使用のプレーンタイプは、甘さや栄養を自分でコントロールできるのが利点。家族で共有しやすく、トッピング次第で飽きずに続けられます。

代表商品:明治「ブルガリアヨーグルト プレーン」

  • 栄養成分(参考値/100g):エネルギー 約60~70kcal/たんぱく質 約3~4g/脂質 約3g/糖質 約5~7g
  • 価格:400gカップで130〜180円前後
  • 特徴:クセが少なく万能。料理やスイーツづくりにも活用しやすい。
  • おすすめの人・シーン:家族で共有/妊娠・授乳期の間食に/フルーツ・はちみつ・きな粉などのトッピング派。

まろやかさを求めるなら森永「ビヒダス プレーン」、そのままでも食べやすい味わいならグリコ「おいしい無糖」も試す価値あり。※はちみつは1歳未満には与えないでください。

目的別のヨーグルトの選び方Q&A

Q:便秘気味。どれを選ぶと良い?
A:まずはビフィズス菌入り(ビヒダス、BifiXなど)を1日1カップで継続。食物繊維(オートミール、果物)を一緒に。
Q:ダイエット中でも満足感が欲しい。
A:高たんぱくのギリシャヨーグルトを。ナッツやベリーを添えて間食の置き換えに。
Q:妊娠中でカルシウム不足が心配。
A:無糖プレーンに小魚・きな粉・フルーツを合わせて。過度な糖分は控えめに。
Q:朝が忙しい。続けやすい方法は?
A:冷蔵庫にドリンクタイプを常備。通勤前や送迎前に1本飲む習慣に。

ヨーグルトを効果的に食べるコツ

身近な一品で、日々の健康をサポート

ヨーグルトは種類や乳酸菌の違いにより特長がさまざま。自分や家族の目的や体調に合わせて選び、無理なく続けることが何より大切です。スーパーやコンビニで手軽に手に入るので、まずは今日の買い物からはじめてみませんか。
「クックリィ」は名阪食品の管理栄養士が、現場の知恵と日々の暮らしに役立つ情報をお届けしています。復職や学び直し、情報収集の一歩として、気軽にほかの記事も覗いてみてください。

ご留意事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の商品や成分の効果を保証するものではありません。健康状態や体質には個人差があります。体調不良や持病のある方は、医師・専門家にご相談のうえ商品選択を行ってください。栄養成分は商品・フレーバーにより異なるため、購入時は必ずパッケージ表示をご確認ください。

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